最近の関心ごと。
“親子のコミュニケーション”
少しでも親子のコミュニケーションに役立ててもらえるような媒体を作りたいなぁと思っています。
こんな布絵本はどうでしょう?
決まったストーリーがあるわけではありません。
お母さんがお話を作って聞かせてあげることもできるし、子どもが自分なりのお話を膨らますこともできます。もちろん、ある1場面だけを使って遊ぶこともできます。
たとえばこんなお話。
「さんぽ」
今日はいいお天気だね。ふたりでおでかけしよう♪
(ポシェットをつけた2匹は、指人形になっています。)

川が見えてきたよ。 お魚さんがいっぱいだね!
みんな輪になって、何かお話しているのかな?

こんどは同じ色のお魚さん同士で、ひそひそとお話しているね~
赤いお魚さんは仲間がいないから、一緒にお話してあげようか。
(マジックテープで、自由自在に位置を変えられます。)

草むらに何か隠れているよ。
(草むらの中にすっぽり隠れられます。マジックテープでくっつきます。)

おいしそうな果物畑にやってきたよ。
へびさんと青虫さんがおいしそうに食べているよ。
どれが一番おいしいかな?
(果物はプッチンボタンで外れます。)

さあ、疲れてきたから電車で帰ろう!
(電車はリバーシブル。ボタンをはずせるので、色も順番も変えられます。)

ただいま~
ゆっくりお風呂につかって、おやすみなさ~い。

おつかいを頼まれた設定にもできるし、お友達を連れて帰ることもできます。色んなお話が考えられますよ。
初めての布絵本作り。一から全て作ったので、とっても楽しかったです。
今度甥っ子の反応を見てみたいと思います♪
最近、悲しい事件が多いですよね。児童虐待、育児放棄・・・
そして、今日乗っていた電車の中での出来事。
あるお母さんが1歳くらいの子どもを抱っこひもで前に担いで、座っていました。
子どもはずーっと顔をしかめて泣いています。
お母さんはずーっと携帯をいじっています。
やっと携帯をいじるのをやめると、子どもの顔を一切見ることなく、子どもの背中をポンポンたたいてあやし始めました。
子どもは変わらずーっとしかめっ面で泣いています。
しまいには、子どもは自分の髪の毛を引っ張って抜くようなしぐさを続けます。
私はそれを見た時、ストレスがたまって頭をクシャクシャとかきむしったり、貧乏ゆすりをする人を思い起こしてしまいました。もしかして、この子はストレスがたまっている??
もしかしたら、外出中にずっと抱っこひもで体がしんどくなってる?お母さんの気を全く引く事ができないいらだち?単にお乳がほしい?おむつが気持ち悪い?
子どもはお母さんに何かを伝えようとしているのに、お母さんは全く顔も見ようとしないなんて、なんだか異様な光景でした。
一方、すぐそばに同じく1歳くらいの子どもをベビーカーに乗せたお母さんはとってもニコニコ、子どももニコニコ。
お母さんは子どもに目線を合わせるようにかがんで、いっぱい話しかけてあげていました。
子どもの目に今何が映っているか、どうしたら楽しい思いをするかを考えてあげてるのが感じとれました。
泣いていた子どもは、そのベビーカーの子どもとお母さんを見て、また泣きながら自分の髪を引っ張っていました。
子どもとお母さんのコミュニケーションって、子どもの心の安定に欠かせないものじゃないかと感じます。
そんなわけで、少しでも親子のコミュニケーションに役立ててもらえるような媒体が作れたら、幸せなんだけどな~と思いながら、制作を続けています。