2009年12月27日日曜日

子どもの学習法についての本

『10歳までに決まる!頭のいい子の育て方 vol.2』という雑誌を読んでみました。


フィンランド式学習法や、日本で注目されている学習法(10マス計算、インド式2ケタ九九、国語力の鍛え方など)などが紹介されていました。2007年初版発行なので、少し前の内容でしょうか?

自分が小学校の時の学習法と近年注目されている学習法との違いがわかり、おもしろかったですよ。



フィンランド式学習法について語っている下りには、こうありました。

“「日本では『覚える』ことが多いのですが、大事なのは『学ぶ』こと。心から勉強したい、と思わせるように導く工夫をするのが教師の役割なのです。意思を持っているからこそ、子どもたちは学んでいけるのではないでしょうか。」

学習は入試の為にあるわけではなく、自分の人生を豊かにするためにあるもの、という認識がフィンランドでは強い。フィンランド教育は卒業後も社会で生き抜くための能力を自ら養えるように考えられ、組み立てられているのだ。

社会に出てから問題解決の為に必要になるのは、自力で答えを求める力、そして一人ではなく複数の人たちとのコミュニケーションをとりながら問題に取り組む力である。”



心から勉強したい、と思わせるように導く・・・ 楽しみながら知りたい気持ちを育てる。本当にこれが大事だと思います。

フィンランドの学習法について詳しく勉強するなら、もう少し踏み込んだ本がたくさん出ているので、そちらを。
でもこの雑誌には、実際に日本の授業に取り上げられているおもしろい例題がいくつか出ていました。その中から2つご紹介。

問い)アナログ時計とデジタル時計の違いを説明できますか?
具体的な例をあげて200字程度で説明しましょう。


問い)マンガの『オチ』を『書き言葉』で説明できますか?
マンガを見ていない人にもわかるように説明しましょう。


論理的思考力、説明力、分析力・・・色々な面が鍛えられそうです。 解答を採点する指導者の指導技術も問われますね。

ますますフィンランド教育について学びたくなってきました!


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