2008年4月17日木曜日

たまげた旅(小豆島・直島の旅 in 香川)

やっと落ち着いたので、旅行記を語りまーす♪


4月13日から15日にかけて、“クリエイティブ心をくすぐる旅”というテーマで、直島・高松・小豆島へ行ってきました。with my mother


新大阪駅から新幹線で岡山へ。そこからローカル線に乗り換えて宇野港へ。フェリーに乗ってまずは直島へ行きました。


直島は町全体でアートに力を入れているみたいで、現代アートが町の中に点在してました。そして、私たちが泊まったお宿も、現代アートの美術館と宿泊施設の複合施設“ベネッセハウス”。建物は安藤忠雄氏が設計してます。この美術館は、安藤忠雄氏が初めて美術館を手掛けることになった作品だそうです。彼の作品というと、コンクリート打ちっぱなし、迷路のような動線が有名ですが、この美術館もその通りでしたっ。
宿泊施設は、何棟かあるのですが、私たちが泊まったところは最近の作品なので、ちょっとスタイルが変わって木造のスリムで機能的なお部屋でした。
安藤氏のような個性的な建築家が美術館を建てる場合は、建物に合わせて作品を置くのか、作品ありきでそれに合った設計をするのかどっちだろーと思っていたら、安藤氏の設計ありきだったそうです。だから、学芸員さんたちはものすっごく悩んだそうで、ある展示場所には3年くらい作品が置かれなかったそうです。(笑)
私は現代アートってあまり理解できないなぁって思ってたのですが、ホテル・美術館支配人の方が45分間のギャラリーツアーをしてくださっていて、それに参加しました。この作品はアーティストのどんな思いから作られたのか、この作品にはどんな仕掛けがあるのか、この作品はこんな風にも感じ取れるし又はこんな意味を持っているとも捉えられる、現代アートはアーティストの意図とは違って見る人が色んなことを感じることによって更に進化していくものだとか・・・ その支配人さんは、この美術館が作られた時からいらっしゃって、たくさんの秘話を話してくださったのがものすごくおもしろかったです。




そして、この美術館とは別に、“地中美術館”にも行きました。ここも安藤忠雄氏の設計。
3人のアーティストの作品を展示していたのですが、その中でも私が気に入ったのは、ジェームズ・タレル氏の作品。光そのものをアートとして提示するアーティストと紹介されていますが、人間の感覚を狂わすような仕掛けがあったりして、体で体感できる作品でした。彼の作品は、“金沢21世紀美術館”にもあって、ダンナさんもとっても気にいってました。



1日目はこうして終わり、2日目は高松へ。

直島から直接小豆島へ行けたらよかったのですが、直行便がないため、高松を経由したのですが、せっかくなので観光もしました。

地元の人がよく行くという、さぬきうどんを食べに行ったら、もちセルフシステムだもんで、あたふたあたふた・・・見かねてお店の人が声掛けてくれました。他のお客を観察していると、2玉は普通で、ズビズビーッと大きなすする音をたてて、ものすごいスピードで食べて出て行きます。ほぉーこれが日常なのねと思いながら、もくもくと食べました。(笑)



そして、美しいと有名な“栗林公園”を散策。色々見たあと、港に戻り、フェリーを待つ間に海辺でランチをとることに。“レストハウス ミケイラ”で、魚介スティック←揚げ春巻きみたい と、海の宝石箱←いくらとかが入ったパスタ と、カルパッチョをオーダー。んまかったぁ。生ビールも景色もサイコー♪






フェリーで小豆島へ。

オリーブ公園を見学して、お宿へ。

このお宿がすごかった!私たちのクリエイティブ心をくすぐるくすぐるくすぐりまくる!!

民家を改修したお宿で、敷地内にいくつか建物があって、文化財にも指定されている建物もありました。
とにかく素晴らしい内装でした。あらゆる金属やプラスティック製品を排除したり隠したりを徹底されてまいした。たとえば、洗面所の水が流れるところは、風呂桶みたいなものにしていたり、手すりもすべて木材、そして照明はほとんどイサムノグチ氏の和紙照明で、エアコンのリモコンとか電気のスイッチとかは麻布を垂らすことで隠されていました。ものすごく落ち着くインテリアです。





左が照明が灯った玄関       右が私たちの部屋に入ってすぐにある照明




















そして、お部屋のお風呂はこんな感じ!私たちは2階だったのですが、窓も開けられて、見える景色は、前方は昔ながらの家々の瓦屋根とその奥に瀬戸内海。右方は青々とした山並。そして耳を澄ませばうぐいすがかわいく歌っているのですっ。ふわぁ~(●^o^●)

もちろん大浴場もあって、こちらも露天風呂もあって、ある時間からは貸し切りにできるので、すごくリラックスして入れます。


部屋に入ったら、お茶とお菓子を出してくれました。お菓子はえびせんべい。あぶりたてで、あったかかった♪せんべいは手で食べるので、べたべたしないように、左下のグラスには濡れ布を入れていてくれるんです。なんてきめ細やかなサービス!



冷蔵庫には、無料の水と香草水を用意していてくれてます。このビンもおしゃれ~




食事は、食事処ですが、すべて個室。すごく広々としたお席です。


旬の素材を、その味を生かす味付けで、見た目にも美しく振舞っていただきました。

旅のお約束。地ビールで乾杯!




やっぱり瀬戸内海!おつくりもおいしかったぁ~


おしぼりにはクローバーの葉が飾られています♪
ごはんは、土鍋で焚かれています。おこげと一緒にもろみとそばの実をかけていただきました。


小豆島は醤油も有名なんです。



他にもいろいろ出していただきましたが、最後はデザート♪デザートにも手を抜いてない感がものすごく漂ってます。


そして、団らんスペースでは、草餅や果実酒が無料でいただけるのです。
どれも捨てがたかったですが、温州みかんのサワー割をいただきました。激ウマ!


翌日の朝は、牛乳orコーヒー牛乳orフルーツ牛乳が、朝刊と一緒に部屋の前に置かれるのです。
うれしいサービス!

夜には、近くの高台にある神社へ連れて行ってくれる無料サービスがあって、お参りと、絶景の夜景と満天の星空が見れるといううれしい企画。


朝食がまたまたすごい!昨日の夜ご飯の部屋は、小さな庭が見える部屋で、朝食の部屋はきれいなガラス戸のある部屋でした。朝の光が差し込んで、とっても明るい!





このかわいい籠の朝食セットを見ておくれ~ 朝から私は興奮しまくり!



サラダは、とれたてのものがずらり。新鮮さが伝わってくる~ これをもろみドレッシングでいただきます。また奥に見えるお品書きのかわいいこと。籠の中の配置で分かりやすくイラストにしてくれてるんです。



とにかく、サービスもいいし、料理もインテリアも最高!シーズンオフだからか、お値段がなんと19,000円なのです。これだけついて?!って思うくらい。また絶対に訪れたいお宿です。全室趣が違うから、色んな部屋に泊まってみたい♪

最終日は、日本3大渓谷の1つ寒霞渓へ行きました。そしてフェリーに乗って帰路につきました。
小豆島は車が絶対に必要!ってのが教訓ですね。

でも感動の旅でした。“The おもてなし”も勉強させていただきました。


★耳寄りインホメーション★
◎アクセスはどうするの?
お宿から池田港・草壁港までは迎えに来ていただけます。
ちなみに私たちは、宿に行く前にオリーブ園へ遊びに行ってたので、無理言ってオリーブ園まで迎えに来てもらっちゃいました。
バスも走っていますが、結構高いし、便数も少ない。私たちはバスの待ち時間に、散歩がてら次のバス停まで歩いたのですが、結構バス停間が遠くてまいっちゃいました。チャレンジはほどほどに(^_^;)
でもやっぱり小豆島は車が必要だなぁってのが実感です。フェリーで乗せていくか、島内のレンタカーは土庄港か坂手港にしかないので、乗り捨てもできないし行き帰り同じ港を使うならOK。『真里』さんにお願いすれば、お宿でレンタルもできますよ。

◎ちなみに
『真里』さんのすぐ近くに、大きな醤油倉『マルキン』さんがありますよ。見学してもいいですね♪
『寒霞渓』にバスを使って行く場合は、必ず帰りのバスの時間をチェックしていかないと、とんでもないことになります。いざとなったら、タクシーを迷わず使いましょう!
土庄港・池田港・草壁港の3つの港に立ち寄りましたが、港は基本的に何もありません。食べるところも。気をつけて!!

◎お宿のHP
http://www.mari.co.jp/index02.shtml

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