2008年5月13日火曜日

魅惑のアンコール遺跡群(ベトナム・カンボジアの旅)

カンボジア シムリアップ の“アンコール・トム(大きな都市)”。
クメール王国の王が、ずっとヒンドゥー教を信仰して来たのに対して、このアンコール・トムを建設したジャヤバルマン7世は、仏教に身をささげた唯一の王だったそうです。


アンコール・トムは、1辺約3キロの正方形の堀に囲まれた大都市空間。その中央には、バイヨン寺院があります。この建物です ↓ 是非クリックして大きくして見てほしい! いくつかある塔全ての4面に観世音菩薩のお顔があります。改めて見ると、こんなにたくさんあるとちょっとこわいなぁ(笑)なんて、でもずっとヒンズー教だったクメール王国を仏教に!!っていう意気込みが伝わってくるようです。

4面のうち1面。お顔はとってもやさしい。すごく親しみのある表情です。ジャヤバルマン7世は、自分が観世音菩薩の化身だとして、自分の顔と菩薩の顔をそっくりに彫刻させています。


こっ こんなことしていいの~??!!って言われちゃいそうですが・・・
だって だって  カンボジア人のガイドさんが、 ここ撮影スポット! って言ってポーズを要求してきたもんだから(笑)



そして、王は、嫁さん選びを高みの見物!

その現場がココ!! 上の写真の茶色の塔が、いくつも離れた位置にあって、そこにロープが渡されるそうです。そのロープを端から端まで渡り切れた女性が、王の嫁さんになれるというわけ。だけど、そのロープの下には・・・・無数のとげが敷かれていたとか・・・  その間、王は何をしてるかって言うと、下の写真の王様席にドシンと腰かけて、高みの見物。















そして、近年TVでもよく放送されて、自然の力に圧倒されると同時に崇拝の気持ちすら感じる、ここは“タ・プローム”。
とにかく圧巻でした。 この巨木ガジュマルの生命力はすごい・・・ 本当に木が脈々と生きてるってのがわかる。こわいくらいの存在感。


↓これなんか、遺跡あってのガジュマル、ガジュマルあっての遺跡って感じ。
このガジュマルが遺跡をこれ以上侵食しないように遺跡を復興させようという人達と、このガジュマルなくしてはこの遺跡の魅力がなくなってしまうという人達が、論争を繰り広げられているようです。だけど、カンボジア人のガイドさんは言ってました。今やこのガジュマルが遺跡をがっしりと守ってくれているのだ、だから絶対切ってはいけない と。



お釈迦様が悟りを開いた所にあったと言われる“菩提樹”。葉っぱがとってもきれい・・・


そして、来るは“アンコール・ワット”。

アンコール・ワットは、スーリヤバルマン2世によって、ヒンドゥー教寺院として創設されました。が、のちの王により仏教寺院へと改修され、今は仏教徒がお祈りに来ています。
アンコール・ワットの回廊の一角に仏像があり、その前で延々とお経を唱えて手を合わせている信者の方々がいらっしゃいました。 そのような方々には、自由気ままに歩き回って写真をパシャパシャ撮る観光客はどのように写っているのでしょうか・・



だけど、こんな場面も・・・?
修行僧さんだぁ~   ・・・ んん?? えぇっ?!
高級デジタルカメラで パシャリ 記念撮影?! 
タイやミャンマーからでも修行に来た方々なのでしょうか?アンコールワットをバックにして、観光客に混ざって、いいカメラで写真を撮っています(笑)

















アンコール・ワットの中心部。
中心部へは四方から登れるように階段が付いているのですが、近年に韓国人の方が走って登って上から落ちちゃったらしく、危険ということで全面登れなくなってしましました。マナーは守ろう!
王様用の上り階段は、ゆるやかに作られたようですが、この写真のように残りの3面は急勾配。家来や王妃までもここから登っていたとか。



彫刻はやっぱり美しい。本当にそこかしこに彫刻がある。いったい何人がかりで作り上げたのでしょう?


そして最後は、サンセットを見るために、丘にのぼると、見渡す限りジャングル。すごい広大な土地だなぁ~まさに手つかず。でも、ここはこのまま残ってほしい・・・



ダンナさんの力作!アンコールワットの格子窓から、隠し撮りの一枚。 パシャリ★
ふっふっふ 気付かれてないようだ






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