2008年12月7日日曜日

ハーレムの黒人教会@NY

ハーレムの黒人教会『Greater Refuge Temple』


 住:2081 Adam Clayton Powell Jr. Blvd
 星:★★★☆☆


かつて治安が悪いと言われていたハーレム地区。近頃は一部観光客でにぎわう所もあるようで、観光客を受け入れてくれる教会も複数出てきています。でも、行ってはいけない区域はあるようなので、ガイドブックはしっかりチェックした方がよさそうです。

私たちは、ここハーレムで観光客を受け入れてくれる黒人教会のミサに参加させていただきました。

ツアーもあるようだったのですが、私たちは個人で直接教会に足を運びました。

本当に受け入れてもらえるのかなぁ・・とちょっと心配でしたが、教会側は慣れたもので、とってもやさしい表情で、2階へ促してくれました。2階に上がると、今度はちょっと強面の整備担当の方が座席をしっかり指定されます。私たちが到着した時は、すでにツアーで来ていた観光客がたっくさん座っていました。

2階と言えども、信者の方が自分の指定席を作ってられて、私の真横2席は信者の方が座られました。来るなり握手を求められてドキドキでした。「信者の方は観光客の存在をどう思ってるんだろ~」と。

ミサは、会場の信者たちによるゴスペルの大合唱で始まります。後から出てきた牧師さんの演説?はとっても熱が入っていて、途中から叫んで、かと思うと歌い出して、それに合わせて教会中またまた大合唱。
気持ちの高まりが頂点に達した信者の方が、「ハレルヤ(主をほめたたえよ)」を叫びながら会場内を歩き回ってられました。

この信者の方にしても、ミサが始まる前の信者たちの熱心な祈りにしても、圧倒されるほどの強い信仰心を感じます。無信仰者が増えている日本の中で育った私には、その信仰心が少し怖くも感じてしまう。




ミサは2時間程度。1時間経過した頃に、寄付金を入れる籠が回ってくるので、そこへ1ドル~5ドル入れます。寄付が終わったころ、ツアー観光客は一斉に席を立ち帰っていきました。私たちは、隣が信者の方なので、途中で立つのは失礼じゃないかなぁ~と思ってしまい、同じタイミングで帰れず。
しかし、次第にミサの熱がエスカレートしてきて、観光客も少なく不安になってきたので、思い切って席を立ちました。
遅れてくる信者の方もたくさんいらっしゃったので、もしかしたら途中退場も失礼じゃないのかもしれません。寄付金さえ入れれば。

生のゴスペルを味わってみたい方にはお勧めですが、あくまで宗教行事なのでわきまえて参加しましょー



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